自然農縁月とたね🌙移住と農と田舎暮らし

岐阜の山奥、東白川村へ移住しお米つくりを始めました。 東日本大震災を機に人生を見つめ直し、「豊かな生き方」を探し始めました。一生続けられる暮らし方、生き方をしたいと考え、自然豊かな田舎へ移住し農ある暮らしを始めました。 「移住」「農」「田舎暮らし」「学び」「豊かさ」「日々のこと」を書いていきます。 読んでいただいた方の豊かさや生き方に少しでもつながれば幸いです。

秋分

ガタン
ゴトン
ゴン
ドン
ガン
と音がする。

 

毎年増えていくその音に
最初は何事かと身構える。

数回目の音でようやく
「あぁ、そうだ」と思い出す。

 

音の正体は、「栗」

 

栗の木が屋根の上へ枝を伸ばして、
殻ごとだったり、中身の栗をひと粒ずつだったりと。

 

落としている。

 

動物たちの食糧になったり、
芽を出して苗木になったり。

 

家の裏は山の斜面で、
多種多様な木々が生きている。

 

屋根に落ちた栗たちは、
ころころころころころがって、
キッチンの窓の外の広場(土)に集まってくる。

 

そこから上を見上げると
見守ってくれているように大きな母親栗の木。

 

今にも落ちそうな栗たちがたくさん実っている。

 

栗に秋を教えてもらう
秋分」の頃のお話。

 


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