月とたねの暦
【月とたね お米の暦と自然】
◎自然の法則、宇宙の法則である月の暦。
◎季節を司る太陽の位置。
日本の先人たちは、二十四節気と七十二候、雑節。
自然に寄り添った暦とともに自然の様子を観察して、お米づくりに活かしています。
『冬期湛水と発酵』
稲藁を重ねて1ヶ所に置いておきます。
それにより発酵を促します。
発酵中の稲藁には、カブトムシの幼虫など
たくさんの生きものが暮らしています。
そして、土になった頃 田んぼへ還します。
[三月 啓蟄の候]
『芽ざめ』
*塩水選(天日塩の塩水で種籾の選別。)
*温湯消毒(薪と太陽光で暖めた60度のお湯に数分浸す。)
*源流水に浸けて、自然のままにゆっくりと種を眠りから起こします。
[四月 五月 晴明〜芒種の候]
『芽出しと種蒔き』
種籾がふっくら膨らんだ満月前日の頃
25度前後の水に浸け、発芽を揃えます。
ポット苗箱に
一粒~三粒ずつ蒔きます。
田んぼの中に準備した水苗代にて育苗します。
春先の冷えは保温シートを掛けたり、外したり。
田植えの頃には、30㎝ほどの成苗になります。
[六月 芒種〜夏至の候]
『田植え』
田植え機を使い30㎝×30㎝で植えます。
手植えで補植をします。
『草ひき』
田押し車という器具を押しながら田んぼをタテヨコに歩きます。
手除草もします。
稲が伸び伸び育つように
植物の密度を少なくする目的です。
[八月 九月 処暑〜白露の候]
『出穂〜しゅっすい〜』
出穂の頃は、水を多めに入れます。
出穂が終わる頃水を止めます。
穂が黄金色となり、垂れてきた時に
田んぼから水を出します。
[十月 寒露〜霜降の候]
『稲刈り』
バインダーと手作業で刈ります。
はざ掛けをし、
自然を浴びるお天道様干しです。
高めの水分含有量で脱穀と籾摺りをし
『玄米』となります。
【自然農縁 月とたね】
自然とともに農ある暮らしを
2015年春分吉日に始めました。
2016年秋より
お米の販売をさせて頂いております。
地球にできるだけ負荷をかけない経済活動として選んだもの。
◎自然のままの昔ながらの農ある田舎暮らし。
『夢』
子どもたちにたくさんの選択肢を残したい。
自然のおかげ様で、
経済や社会が成り立っていることに
気づきました。
お読み頂き ありがとうございます。
自然農縁 月とたね