価値在るものと豊かさ
価値観と軸
私は
22歳の時に長野県川上村のレタス農家で働きました。
初めての農家仕事でした。
朝は4時に起き、夕方は暗くなるまで家族みんなで一生懸命働いていました。
その後北海道へ移住し、夏は色々な農家で働きました。
どの農家も朝早くから晩遅くまで身体を動かす重労働でした。
そして、農法に関係なく、一生懸命作物を育てている農家ばかりです。
お米の相場というのは、
安い混合米なら3000円で10kgが購入できたりします。
ここ東白川村は、
兼業農家の方ばかりですが、
農地を守るためにお米つくりを毎年頑張っています。
営農組合に任せるしかない状況で、支出も多いようです。
しかし、農家へ入ってくるお米の販売金額は、
60kgで8000円ほど。
それが流通にのり、
手数料が上乗せされて、
10kg4000円~5000円のお米となりお店に並びます。
このように
現代農業でさえも
市場価格や私たちに根付いてしまっている
『このくらいだろう』
という価格により、農家は困窮している状況があります。
私たちは、
農家さんの健康(農薬などによる被害)を削って育てられた生産物を
できるだけ安く買いたいと思い、安いものを買い続けた結果が現在の価格となりました。
飽食の時代と言われている現代だからこそ、
価値の在るものにお金や時間で
応援していきたいですね。
私たち消費者の意識が変わることは、
持続可能な無農薬の生産物が自由に選択できる未来へつながります。
【価格で選ぶのか】
【価値で選ぶのか】
【何に価値を見いだすのか】
一つ一つの選択を
自分の望む未来や信念を持って選ぶことは、
人生の豊かさにつながると思います。
高いか安いかも大切なことですが、
それ以上に自分の価値で選ぶほうが
人生が楽しく豊かになるのかなーと思います。
私は自分の価値観を見つめ直し、軸を持ってからとても豊になりました(^-^)