七十二候 『麦秋至~むぎのときいたる』
七十二候
麦秋至~むぎのときいたる
冬に蒔いた麦が黄金色に輝くころ。
美しい麦畑をちらほらと見かけます。
皆さんの周りにも麦畑が輝いていませんか?
麦が実りを迎える時期を『麦秋』と呼びます。
旧暦4月(皐月)の別名でもあるそうです。
なんだかとても風情が感じられて好きです。
この時期に吹く風は「麦風」
降る雨を「麦雨 ばくう」
と呼ばれます。
日中は暑く、朝晩はまだ冷える
初夏の季節。
夏は、「熱」の季節です。
太陽から降り注がれる陽気は日々高まり、
大地や海に溜まっていきます。
地中が暖められ、熱気が雲となり、夕立や日照り、大雨など
満ち溢れるエネルギーを自然から感じられます。
夏の始まりとともに
日本の田畑も忙しくなっていきます。
皆様の周りの自然の様子やご近所の畑や田んぼはいかがでしょうか?
私の住む村の田んぼもあと少しで田植えが終わりそうです。 (村中をほとんど3人の方で田植えをしています。)
月とたねの田植えもそろそろとなりました。
自然と同じように私たちにも熱は溜まります。
肌の表面だけが暑くて、体の芯が冷えているような感覚が、夏の始めはよくあります。
夏こそ冷えを溜め込まないように
よく食べてよく動くことで太陽から頂いた熱エネルギーを循環させることが
夏の季節の過ごした方。
作物を栽培するよりもはるか古来より
そうしていたそうです。
動きたくなった時や少し暑いなぁと感じるときは、
夕暮れの涼しくなったころを見計らって散歩に出かけるのも良いですね。
本当に気持ちの良い、好きな季節です。
日中は、麦わら帽子が大活躍しています。
今年の梅雨は、どうなるでしょうか。
それでは本日もありがとうございます。
月とたね